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三歩すすんで二歩さがる
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本、音楽、映画、演劇、数学、教育・・・日々見聞きした出来事やそこから何を考えたのかをゆるゆると綴っていきます。
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原点回帰

2012/05/21 20:29
今年度から高校の新学習指導要領が学年進行で実施に移り、数学Aに「整数の性質」が登場しました。
センター試験では「確率」「平面図形」「整数の性質」という3単元の中から2つ選択になる予定だそうなのですが、数学的にはどれも甲乙つけがたく、国公立大学の2次試験を始め記述式で出題する場合にどれになるのかは全く予測不可能な現状。
そこでやむなく、大抵の高校ではこれら3単元をすべて授業の中で取り扱うことにしているのです。

私は今までにも高校3年生の大学入試向けの演習で整数問題は取り扱っていて、そのたびにどこまでを既知とすべきか、証明をつけるならどの程度にするのが良いのか、ずっと迷ってきました。
今でも「これ」と自信を持てるほどの授業方法を確立できていません。

でも今年度からは新課程で正式に単元になったということで教科書に載っているわけで、それを参考にして教材を作ってみようかといろいろ調べているのですが、やはり高校生には厳密な証明は難しく、ほぼすべての定理が単なる「知識」として紹介されている有様。
これはちょっと、と思いながら、私が頼りにするのはやはりこの本。


初等整数論講義 第2版
共立出版
高木 貞治

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これは、私が大学1年のときの整数論の授業で教科書として使われたもの。
今読んでも証明は非常にすっきりとエレガントで分かりやすく、数学に対してそれなりに興味・関心の高い高校生に向けてだったら講義にも使えそう。
他の整数論の本もいくつかあたってみたのですが、やはりこれに勝る文献はないらしい。まさに名著。

高校生向けにこの通り証明をつけることは難しいでしょうが、自分の勉強のために必要な個所をしばらく斜め読みしようかと思っています。
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筋を通すこと

2012/05/20 07:16
一般の大人の社会では「まあこのくらいいいじゃない」と思われがちだけれども、学校現場では子どもたちにきっちり指導することが結構あります。

少し前にこんな出来事をfacebookで紹介したとき、お友達の1人から
「教科書を借りるって普通だと思っていたけど、それ以外に方法があるの?」
というご質問をいただきました。

具体的に別の方法としては、基本的には板書をノートに写させて、問題を解くときになったらその問題を私の教科書から写させるなどの対応を取っています。

こう言う場合私が問題だと思うのは、教科書を借りることで忘れ物をした事実そのものを本人が意識しなくなり、同じようなことを再び繰り返す可能性があるという点です。
だからなるべく、忘れ物をしたことで本人に不自由な思いをさせて、次から「同じことをやらないようにしよう」と本人に意識づけをさせる狙いがあります。

ちなみに私の授業では、同じ教室の中の自分のロッカーに教科書が入っていて机の上に用意し忘れたとしても、授業が始まってから取りに行くことを許していません。忘れ物をしたのと同じように扱います。
こうすることで、授業中の無意味な立ち歩きをある程度抑止する効果があります。

勤務校のある教員は
「一般社会で言うところの『このくらいいいじゃない』というレベルで学校で指導していたら、子どもが大きくなったときの規範意識はそれ以下になってしまう。大人になって『抜く』ことはいくらでもできるけれども、そのための土台となるものを学校で育てなければならないのだから、ある程度厳しく指導すべきだ」
と言っていました。ひとつの考え方としてはアリだと思います。

もうひとつ、別の出来事を紹介します。

先日、長男の高校で授業参観が行われたので行って来ました(高校で授業参観があること自体ちょっと驚きですが)。
この日は次男の小学校の授業参観とかけ持ちだったので、残り10分ほどしか見られず、当然授業内容全体をきちんと把握したわけではありませんでしたが、最後の最後で、非常に印象的な光景を見られました。
この高校では授業の最初と最後に生徒たちが起立して礼をする習慣になっているのようなのですが、生徒全員が起立し終わらないうちに「礼」と号令が(多分生徒の日直から)かかって、なし崩し的に終わってしまったのです。
これは、ちょっとまずいなと思いました。
どうせやるなら、生徒全員が残らず起立したことを確認し、できれば服装を正すように促すなどきちんとさせてから礼をしないと、ちっともけじめがつかないのです。

授業や学活の最初や最後というのは非常に大きな区切りであり、教員にとっては普段どうしても忙しさにまぎれて生徒たちに指導しきれないようなことを声かけしたり働きかける絶好の機会だと思います。
それをこんな風になし崩し的になあなあに済ませてしまうのは勿体ないです。
服装を正すのが教員の前だけでのその場しのぎのようになってまた元のだらしない恰好に戻ってしまうとしても、「先生たちは君たちにより良くなってもらいたいんだよ」というメッセージを発し続ける機会として、もっと大切にしたらいいんじゃないかなあと思いました。

私たちの仕事って、よく「種まき」にたとえられます。
今すぐに成果が出なくても、子どもたちの成長にとって絶対必要だとか大切だと思うことは諦めずに毎日毎日繰り返し伝え続けるのです。
社会に出る頃になって「先生があの時言っていた言葉は、こういう意味だったのか」と気づくことがあるのだと、何人もの卒業生から言ってもらいました。
私たち教員が、自分も生徒たちも信じていないと続けられないでしょう。

教員だけでなく、子どもを見守り育てる立場にいるすべての大人にとって、「筋を通すこと」は必要不可欠なものだと思います。
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めげずに頑張って

2012/05/16 19:52
長男が、学校での授業中うるさくしていて先生から指導されたとのこと。
その先生は若い女性で、長男曰く授業の進め方が遅く生徒の扱いもイマイチよく分かっていないらしい。
当然の結果というべきか、生徒たちはまともに先生の話を聞かず好き勝手に振る舞っている様子。
長男自身はそれほど「妨害」していたつもりはなかったそうだけど、たまたま一番うるさく騒いでいるグループの一員とみなされ、指導を受けたという次第。
担任の先生から電話もかかって来た。

一方で、勤務校にも若い教員が入って来た。
学校現場は初めてという大学院生。
採用が決まったとき、私からもひと通りのことは一応教えておいたのだけれど、やはり実際に生徒と教室で向き合うとなると勝手が違う。
当人からすると、思い通りにいかないことの方が99%ってイメージじゃないかな。
GW明けに「5月病だ」と他の教員にこぼしていたのを見かけた。

彼らは、生徒たちが何故自分の言うことを聞かず好き勝手なことをするのか、分析しているだろうか。
授業がうまく成立していないのが一概に生徒たちだけの責任にはできないということを、自覚しているだろうか。

どちらも、これから夏休み前までが大きな山場なんだろうと思う。
これを乗り切れれば「自分は教員としてやっていける」という自信がある程度持てるだろうし、もしそうならなければこの仕事はこの1年でさっさと見切りをつけて、他にもっと向いていそうな職業を探せばいい。
とにかく、まだ若いんだから。
何も仕事は、教員だけじゃないんだから。
「めげずに頑張って」と声をかけてあげたい。

若いっていいなあ。
失敗してもまだまだやり直しが利くし。
今まであまり考えたこともなかったけど、この歳になって若いってことが妙に羨ましくなったりする。
だからと言って、その年代にあえて戻りたいとは思わないけど。
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疲れたら休みましょう

2012/05/15 19:05
私たちはとかく土日祝日に仕事が入り、どうしてもオンとオフの区別がつけづらくなります。
GWが終わり、生徒も疲れが出やすいこの時期、教員は尚更です。

今週に入って、後輩教員が「体調が悪い」という理由で1時間遅刻してきました。
たまたまその日、その教員は1コマしか授業が入っていなかったので「どうせなら思い切って休んじゃえばいいのに」と言ったら、
隣の席の別の教員が「そうはいっても授業があるんだから休めないでしょ」と一言。

この「休んじゃいけない病」を何とかした方がいいと、切実に思います。
この日のように授業が少なくて他の業務にも大きな支障が出ないのであれば、他の人間に頼んでスパッと休むくらいの潔さがないと、いつまでも疲れをずるずる引きずって、ひいては大事になりかねません。

実際、勤務校では現在病休者が2人出ています。
今日もひとり別の教員が体調を崩して休みました。

私の身体は自分ひとりのものではないと常々思っているので、「これはまずいぞ」と感じたら少しずつ仕事を整理して周りに迷惑をかけないようにした上で休めるよう心づもりをしておくつもりです。
自分の身を守るのは、自分しかいないから。

同業の皆様、休むことは決して悪ではありません。
休むことも仕事のうち、と割り切って、疲れたら休みましょう。
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沖縄旅行2012

2012/05/13 14:23
テスト投稿。

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きっかけを待つこと

2012/05/12 05:30
4月から授業担当クラスの生徒たちの様子を見て来たのだけれど、連休が明けて徐々に地が出て来たらしい。以前から「こいつは手を抜いているんだろうな」とこちらが見ていた生徒が案の定ボロを出してくれたので、ここぞとばかりに説教できた。その生徒は今までにも突っ込みどころはいろいろあったのだけど、向こうが聞いてくれる(あるいは聞かざるを得ない状況になる)チャンスが来るのを待っていたのだ。
自分の子どもでも生徒でも、何か足りないところを見つけて言いたいことがあってもTPOを考えて行動に移さないとただの言いがかりになってしまうから、それが出て来るまでとにかく待ち、きっかけが表面化したらタイミングを逃さず短くシンプルに指導するのがポイントなのかなと思う。

見方を変えると、教員としての私は、生徒たちからすると「ある程度地を出しても大丈夫な相手」として信頼されてきたのかもしれない。これがもし頭ごなしに厳しく指導する教員だったら、「あの先生の前では大人しくしていよう」とただ行儀良く振る舞うだけでありのままの姿を見せることがなく、何か困ったことがあっても相談しようなどという気にもならないかもしれない。
もちろん授業内で規律を守らせることは大切だけど、彼らが普段本音の部分で何を考え行動しているのかを知らないと、生徒たちひとりひとりに合った指導ができないようにも思う。

生徒は未熟なところがあって当たり前。その未熟な部分を教員の前で必要以上に隠すようになったらそっちの方がまずいと思う。将来社会で貢献できる人間を育てるのが私たちの役目。今未熟な部分が表面に見えたとき指摘することは必要だろうけど、その生徒の人間性まで否定することのないよう、一緒に変えていこうという姿勢で接していけたらいいなと思っている。

・・・と偉そうなことをつらつら書いたけれど、私のクラスはテストの成績はイマイチぱっとしないのである。学習面で結果に出るとなおいいんだけどなあ。
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小学校PTA役員ドタバタ日記1

2012/05/10 20:30
今年度、次男の小学校PTAの広報委員を引き受けたので、その顛末を記録していこうかと思います。

現在6年生の次男は今の小学校に3年生の終わりに転校してきたのですが、1年生の時に前の小学校で広報委員を経験しました。
そのときは初回のPTA役員全体の集まりは土曜午前にやってくれたので、特に支障はなかったのですが、今の小学校はその集まりが平日午前。フルタイムで働いている私には絶対無理。

そこで、事前にクラスの執行部役員さんとPTA副会長さんに「仕事で出られないので、広報委員長さんが決まったらお名前と連絡先を教えてください」と連絡しました。
PTA副会長さんから返信が来て「PTA役員の連絡網を作るので、連絡先を教えてほしい」と言われたので、自宅の電話番号とPCのメールアドレスを伝えておきました。

今週その集まりが行われたのですが、クラス執行部役員さんが何を思ったのか、私に無断で次男の少年野球チームに知らせていた連絡先(携帯の番号とメールアドレス)を教えてしまったというではありませんか。

少年野球チームは緊急時に連絡が取りやすいように仕方なく携帯の番号とメールアドレスを教えたまでで、同じものをPTA役員の皆様に知ってもらいたくない。
あくまでも私は「広報委員長さんの名前と連絡先を教えてほしい」と頼んだだけで、こちらの連絡先を伝えてくれなんて一言も言っていない。
しかも、この方のお子さんはすでにその野球チームを辞めていて、今は直接の関係者ではないのです。
だいたい、少年野球チームとPTA役員では集団そのものが全く違うというのに、そんな個人情報を当の私に何の相談もなく他の役員さんに教えてしまう神経が全く理解できません。
PTA副会長さんも、私がわざわざ伝えた連絡先を何故きちんと広報委員長さんに知らせなかったのでしょう。
どちらにも腹が立ってしまいました。
(後でこの件についてメールしたら、副会長さんは書記さんに伝えたのだけれども書記の方が訂正し忘れたとのことで、平謝りしてました)

仕方がないので私の方から広報委員長さんに連絡を取り、携帯の連絡先は他の役員さんには知らせないでもらいたいということと、PCのメールアドレスを改めて伝えました。

来週、今度は広報委員会の集まりがあります。また平日午前。
前の小学校はPTA全体の集まりに引き続いて同じ土曜日の午前中にやってくれたのに、ほんとに融通が利かなすぎる。

卒業対策委員になるくらいだったらまだましだろうかと「誰も立候補がいなければやってもいいですよ」と引き受けたのでまあ仕方ないんですが、こんな調子じゃ先が思いやられます。

幸い昨日来た広報委員向けのメールによると仕事内容はある程度選べるようで、私は平日昼間の集まりは徹底的に避けて、もっぱらPCでできる作業を引き受けようかとは思っています。

次男小学校はもうすぐ運動会なので、まずはそのあたりから始動するのかなあ。
だいたい、カラーでないどころか業者にも頼まず学校の印刷機で印刷しているような広報誌だから、そんなに手間暇かけなくてもいいのかもしれないし。

・・・ということで、つづく。
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