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三歩すすんで二歩さがる

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三歩すすんで二歩さがる
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教育、特に学校との関わりについてゆるゆると情報や意見交換ができたらと思い、リニューアルオープンしました。
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ブログ休止のお知らせ

2016/02/02 17:18
このブログは最初に立ち上げてから11年余り、再開してからは丸2年になります。
ここ最近は学校に通うことの意味について、つらつら書いてきました。

しかし仕事柄書けることに限界があるのと、ここ最近は公私共に忙しかったりで、更新が3ケ月、ひどいと半年くらい間隔があいてしまっていました。
それに加えて不登校だった息子がもうすぐ成人し、当時のことを客観的に振り返ることができるようになりました。

そうなると今までのようにブログを2種類使い分けるのではなく、本来のブログの方で記事にしていった方が良いのではないかと考えるようになりました。

そういうわけで、こちらのブログを休止します。
今まで読んでくださった方、ありがとうございました。

よろしければもうひとつのブログも読んでいただけると嬉しいです。
http://sombrero1001.blog.fc2.com/
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続・学校なんて行かなくていい?

2016/01/31 09:26
1つ前の記事とほぼ同じ話題なのですが、茂木健一郎さんがつい最近連続ツイートではなくブログ記事にされていて、いろいろ思ったこと。
久しぶりの更新としてはちょうど良さそうです。

学校に行くことが必ずしもすべてではない。
学校でなくても、教育を受ける機会は多様にある。
それは確かにそうだと思います。

でも、この記事に書かれているように、すべての子どもや保護者が世間の風圧だけを理由に学校にこだわっているとは限らないんじゃないでしょうか。

私が周囲で見聞きする限り、例えば同じ地域に住む友達と話をするとか、中学生なら部活動だけは顔を出したいとか、遠足などの校外行事に参加するなどの「価値」があると思っているから、できれば学校に行きたいと思っている子どもや保護者も少なくないです。

ホームエデュケーションやフリースクールでも学習はある程度進みますが、やっぱり家族以外の第三者とのコミュニケーションの手段を、しかも複数確保するのは並大抵の努力では済まないでしょう。
そこが今の日本の教育の問題点ではあると思うのですが、それはさておき。

私が強く感じるのは、学校に行くのが辛い子どもや保護者に「無理して行かなくてもいいんだよ」と安易に口にするのは避けた方が良い、ということです。
無理してでも学校に行きたいと思っているという気持ちそのものを大事にして、できるだけ寄り添ってあげたいのです。

一旦子供が不登校になると、朝起きてから学校に行くかどうか、行かないとしたら昼間どう過ごすか、毎日子どもと親とでバトルが繰り広げられます。
経験した私はその大変さが痛いほど分かります。
親も子どもも「学校に行きたくても行けない」という事実を受け入れるだけで相当な時間とエネルギーが必要なのです。

それを「学校だけがすべてじゃない。教育の機会なんて他にいくらでもあるんだから、学校にこだわらなければいい」なんて言われたって、何だかバッサリ斬り捨てられたようで、私が不登校の子どもの親だったら精神的に全然救われる気がしない。

仮に不登校の子どもや保護者が、様々な葛藤や情報収集などを踏まえた上で、納得して「学校に行かない」選択をするのであれば、それは最大限尊重したいです。
私がその子どもの担任だったら、将来の進路選択に不利にならないよう、あらゆる手だてを講じるつもりです。

改めて茂木さんの記事を読み返してみて、失礼な言い方かもしれませんが「結局辛い経験をしたことのない第三者の高みの見物みたいなものだなあ」と思ってしまったので、今回はもう少し突っ込んで書いてみました。
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学校なんて行かなくていい?

2015/07/20 20:49
忙しくてしばらく更新しないでいたら広告だらけになっちゃっいました(^^;

多くの学校が夏休みに入った頃でしょうか。
学校に行きづらいお子さんや保護者の皆様は、どのような気持ちで過ごしているのでしょう。

この時期、担任(+学年主任)と保護者の二者、または本人を加えた三者で面談を行うことが多いです。
最近では「長い目でゆっくり見守りましょうね」と言ってくれる担任が増えて来ましたが、登校を促す声かけをする教員の方が相変わらず多いのではないでしょうか。

各学校は、管轄の教育委員会に不登校の件数を報告しなければならないことになっています。
さらに踏み込んだ「指導」や「通達」をする自治体もあるでしょうから、不登校件数を減らしたいという学校側の心情は理解できます。

さらには社会全体が、学校は行くのが当たり前、という価値観に満ちています。
不登校の子どもや保護者の多くがこのような価値観にどれだけ縛りつけられているか。
昼間外でブラブラしていると不審な目で見られるのが怖いから、不登校の子どもはは引きこもりに陥る傾向が強いことからも想像できます。

最近の茂木健一郎さんのこの記事(もともとは連続ツイートのようです)、確かに正論だとは思うけど、不登校の渦中にある子ども本人や保護者は、果たしてここまで割り切れるかなあ。

学校現場で不登校の子どもや保護者と直接接している関係者の多くが、このジレンマと戦っているのかもしれません。
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一部と全部

2015/04/10 20:21
学校に行きづらいとか教室に入りづらい子どもや保護者の対応は、いわば「一部」の特別なものですが、これを意味のあるものにするためには、普段の教室での指導、つまり「全体」にどう働きかけるか、が非常に大切です。

クラスの生徒たちとコミュニケーションがうまくいっていれば、特別な事情を抱える生徒への対応に追われて一時的に全体への指導がおろそかになることがあっても、生徒たちひとりひとりの持つ力でどうにかなることが多い。
逆にクラス全体への指導が行き届いていないと、一部への指導も不十分なものになって、どっちつかずになる可能性が高い。

また、クラス全体が安定していると、それまで教室に入りづからった子どもでも案外すんなり馴染んで友達を作れることも珍しくないです。

一部と全部、いろんな意味で、教員には丁寧な指導が求められるのだと思っています。
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「数学的思考」で役に立ったこと

2015/01/12 20:20
以前からブログを読んでくださっている方はご存知かもしれませんが(プロフィールには書いていません)、私は中高生に数学を教えることを本業としています。
学校に行きづらくなる子どもは、勤務校で何人も見て来ました。

だからといって、自分の子どもが不登校になったときに慌てずに対応できたかと言えば、全然そんなことはありません。
他の保護者の方と(多分)同じように動揺しました。
最初のうちは子どもが学校に行けなくなることがなかなか受け入れられなくて、友達に家まで迎えに来てもらったり、あれこれジタバタしました。

それでも行けないものは行けないわけで。
うちの場合は1年半ほどで学校に戻れたのでそれほど長い方ではないかもしれませんが、渦中にいるときはやっぱり苦しかったです。

そんな中でどうにか乗り切れた要因は何だったのかなあ、と考えてみました。

子どもの問題に限らず、私は物事を客観的に分析する癖があります。
自分ひとりで客観性が保証できないと思ったときは、信頼できる専門家に相談することもしょっちゅうです。

長男の不登校に対応する際、この癖が大いに役に立ちました。

カウンセラーやスクールソーシャルワーカーさんと定期的に面談することで自分の立ち位置を確認し、偏っていると思うところがあればその都度修正しました。
私は母親として子どもの良い面を認めたり褒めてあげるのはとても苦手だったので、その部分は家庭訪問してくださっていた自治体のSSWさんや当時自宅に定期的に来てくれていたメンタルフレンド的存在の大学生にお願いしました。

この「物事を客観的に分析する」のは、まさに数学に通じる論理的思考なんですよね。
私が他の保護者と決定的に違う点があるとすれば、このような論理的思考を巡らせる癖があるということでしょうか。

今振り返ってみても、このような考え方ができたのはとてもラッキーでした。
そのおかげで長男の不登校期間が思いの外短く済んだのではないかとさえ思っているくらいです。

実は、日常生活の中で論理的に物事を考える習慣があって良かったなあ、と思うことは他にもあるのですが、このブログの趣旨と少し外れるので、またの機会に書くことにします。

お子さんが学校に行きづらくなって悩んでいる保護者の皆様、どうか感情的にならないでくださいね。
客観的、かつ冷静に分析する自信がないのであれば、躊躇わずに専門家を頼ることを強くお勧めします。
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家族の中の迷子たち

2015/01/04 16:45
今年からこのブログでは、不登校問題に限らず、教育や福祉などに関連する本を紹介していこうと思います。

こちらはだいぶ前に読み終わっていたのですが、せっかくなのでここに感想を載せておきます。


家族の中の迷子たち (YOU漫画文庫)
集英社
鈴木 雅子

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親との関わりをはじめ様々な原因で心に傷を負い病院にやって来る子どもたちを描いたドキュメンタリー・コミック。
やや定型化しすぎているかも、という印象があるが、初心者には非常に読みやすく分かりやすい。
現代の家族が抱えている悩みや、児童精神科医がどのようなスタンスで仕事をしているのかを把握するにはちょうど良いと思う。

もともとはこちら↓が原作だけど、漫画の方が断然読みやすい。




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自分の考えをしっかり持とう

2014/12/31 08:59
この記事を書いたすぐ後、読んだ知人から
「このNPO法人はほんと胡散臭いから信用しない方がいいよ。私や友人がひどい目に遭ったから」
と教えられました。

私はこの代表の方と直接お会いしたことはないのですが、活動されている別の知り合いが何人かいて、割と身近に感じていました。
コアなメンバーではないものの以前時々活動に参加していた方に試しに聞いてみたところ、
「遠方から講演に出向くときも交通費は一切出なかった。確かに不透明なところはあるかもしれないという不信感がなかったと言えば嘘になるけど、それよりはあちらから言われるがまま動くよりは自分のペースで活動したい気持ちの方が強くなったので、最近はあまり関わらないようにしている」
とのことでした。

最近になって、このNPO法人の事情に詳しい方がブログに経緯を書いていらっしゃいます。

その1
その2
その3
その4
その5

まあ、大体は推して知るべし、って感じでしょうかね。

ここからが本題。

このNPO法人の不誠実さを告発したくてこの記事を書いているわけではありません。
タイトルにある通り「自分の考えをしっかり持つ」ことが大事なんだなあと改めて思ったので、忘れないうちに残しておきたかったのです。

子どもが不登校になると親の動揺はハンパないです。
学校現場に勤めている私だってそうでしたから、一般の保護者は尚更でしょう。
そういうとき、このような支援団体の存在を知り、藁にもすがる気持ちで相談に行く人たちがたくさんいらっしゃるとしても、想像に難くありません。

でも、そこでちょっとだけ立ち止まって考えてほしいのです。

相談相手に何を話すのか。

問題だと捉えているものは何か。

相談することで本当に子どものためになるのか。もしかしたら親自身の精神安定のため、自己満足に終わらないかどうか。

お子さんが不登校で悩んでいる保護者の方と何人かお話しする機会がありましたが、皆さん総じて学校に対する不信感がものすごく強かったです。それは理解できます。
しかし、自分の考えをしっかり持ち続けるためにも、また、このような団体の言うことが妥当なのかどうかを計るセカンドオピニオンを確保する意味でも、学校の先生やSCとつながりを持つことをお勧めします(仲良くすべき、とまでは言いませんが)。

最初に挙げた知り合いの方の、
あちらから言われるがまま動くよりは自分のペースで活動したい気持ちの方が強くなった
という言葉がすべてを物語っている気がします。

今の時代不登校支援を主な目的とした相談機関は山ほどあるでしょうし、それを大いに利用して構わないと思いますが、最後の最後は保護者の方が自分の考えをしっかり持つことが、非常に重要なのだと再認識しています。
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